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「マネジメントの視点」バックナンバー

[第101号]2007/12/11


 仕組みを変える時に必要なこと
 

● 大人数の人が集まり会議や集会をする時 ●

大人数の人が集まり会議や集会をする時、後ろからだんだん席が詰まり、前の方に
空席が目立つ光景をみなさんはよく見かけることでしょう。

この時、

・前から詰めて下さいと言ってるのにどうして後ろから詰めるのか?そんなことも
 解らないのか、非常識な奴らだと、後ろから席に着く人を非難する。

・前の方に空席が出来るのは主催する事務局のやり方が悪いと非難する。

あなたは、どちらの考え方をしますか?

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● 当事者に問題があるという考え方 ●

何のへんてつもないことですが、この問題の見方には大きな差があります。

前者は出席者が悪く、後者は主催者が悪いということになり、対策を打つ対象が
まったく逆になってしまうことです。

製造業の工場の中で発生する安全、品質、生産、コスト、保全などの問題も
前述のような実行する側が悪い(実行する側に問題がある)、管理する側が悪い
(管理する側に問題がある)といったようなことがあらゆる場面で出てきます。

このどちらに重きを置いて考えるかはその会社の社風であったり、社長の考えで
あったり、管理職の考えであったりしますが、

個人の力だけに頼らず、仕組みを変え根本的解決を目指すのであれば、当事者に
問題があるという考え方をする必要があります。

つまり、主催する事務局のやり方が悪いという考え方です。

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● 当事者が自分たちの役割と責任を果たす ●

主催する事務局が、「この会議や集会をいかに成功させるか」さえ考え、知恵を
使い、手間ひまをかければ、何も問題になることではなかったのですが、
開きさえすれば良い的な事務処理のような仕事の仕方をするものだから、空席が
出てしまっただけです。

出席者を事前に把握し、一人一人の席順を決め、貼っておきさえすれば、出席者は
それを見て自然に座っていきます。

人間誰しも座る位置が決まっていなければ自由に好きな所に座り、後ろから
詰まっていくことは知っていることですから、席順表を作り貼るというちょっと
した工夫をするだけの簡単な事で問題は発生しなかったわけです。

つまり、当事者が自分たちの役割と責任さえ果たせば問題は発生しないという
ことです。

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● 当事者意識を持ち、知恵と工夫を ●

製造工場における問題もすべてこれと同じで、管理する側が人間の当たり前の
心理や行動を考えずに机上論で事を行うことから問題が発生しているケースが
ほとんどです。

ところが、多くの会社では、実行者が悪いと言うケースで問題を片付けています。

人間はミスをする、失敗をする動物で、誰がやってもパーフェクトに出来るもの
ではありません。

そんな普通の人でも、失敗させないようにしていくのが仕組みややり方で、
この仕組みややり方を変えない限り、製造工場の進歩はありえません。

そのためには、物事に関るそれぞれの人が、当事者意識を持ち、知恵と工夫を
する以外に方法はないと思います。

                                以 上
                                


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