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「マネジメントの視点」バックナンバー

[第089号]2007/10/30


 工場であってはならないのが火事
 

● 自分の部署からは「絶対火事を出さない」 ●

生産設備の機械事故は修理すれば直りますが、火事は復旧に多くの時間と費用が
かかり、場合によっては地域にも迷惑をかけてしまうので、工場を管理する人に
とっては、この火事だけは絶対起してはなりません。

まず、自分の部署からは「絶対火事を出さない」と言う強い意識を持つことが
大切です。そして、常日ごろからその管理がきちんと実行されているかを、
継続的に行っていくことが重要です。

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● 防火管理項目の中身を項目別にリストアップして一覧表の形に ●

まず最初にやらなければならないことは、下記の防火管理項目の中身をすべて
項目別にリストアップして一覧表の形にすることです。

   ・防火管理規定
   ・工事火気使用規定
   ・可燃物の管理規定
   ・発火危険設備管理規定
   ・喫煙管理規定
   ・資格者
   ・防火組織
   ・消防設備
   ・消火訓練
   ・火気使用規定

そして、各職場ごとに人を選出し、毎月この一覧表の項目を一つずつ巡回
点検を継続的に行っていくことです。

そうすれば、社員の意識も上がり、実際に実行されているのかも確認できるし、
新たな問題点も発見出来、見直しも行えます。
   
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● 実務上特に見落としやすい注意項目 ●

多くの会社で現場巡回や防火訓練が実施されていると思いますが、実務上特に
見落としやすい注意項目を下記に列挙します。

 ・人事異動により管理組織に実際の人が不在になる場合が多くあります。
  掲示していても忘れているケースがほとんどです。これは管理者の責任で
  必ず変更するしかありません。掲示してるのに他の人が指摘しない風土では、
  何をやっても難しいでしょう。
 
 ・発火危険のある設備については、火災発生時の対応手順を作り、掲示し、
  場合によっては訓練までしておく事が望ましいです。

 ・充電式のフョークリフトはよく見落とされますが、発火点となりやすいので、
  区画して表示すると共に可燃物との距離を保つことが必要です。
  同様な設備にコンプレッサーもあります。

 ・消火器を使用するのは人です。しかも初期消火がもっとも重要ですから、
  法的に義務づけされた消火器配置以外に、操業している人がすぐ使える
  位置に、両手に一本づつ持てるように余分に設置することをお薦めします。

 ・工場にはほとんどの場合、水配管が通っています。発火危険設備の近くに
  消火栓設備がない場合は、水配管から散水できるようにしておくと安心です。

 ・防火管理者の資格取得講習を消防署が行っています。受講しても費用も
  あまりかかりません。現場管理者の意識を上げ、基礎知識を持つためにも
  資格を出来るだけ多くの人に持たせるのも良いと思います。

 ・電気室、空調設備、給排水設備、コンプレッサーなどの機械室によく物を
  置いています。延焼の危険性があるので、置かないのがベストです。

 ・コストダウンで夜間の警備が手薄の会社を見受けます。火災発生時の対処が
  出来るのかを見直しておく必要があります。

 ・工事の時の溶接の火花は、火災の発生する危険性が非常に高くなります。
  どこの会社も養生などして安全に工事を施工していますが、工事の終わった
  後も、最低30分ごとの現場巡回はしておくことが無難です。

                              以 上


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