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「マネジメントの視点」バックナンバー

[第086号]2007/10/19


 問題の解決の方法が分からない人達
 

● 問題解決が次々と先送りされる ●

どこの企業も組織をスリムにし、仕事の成果を求めるために、仕事のスピードを
上げて取り組む運営をしようとしてきました。

あれこれ考えて時間を費やすのではなく、やってみて駄目ならまたやり方を
考える、問題が起こったらすぐに関係者が集まり、対策を考え実行する等、

仕事のやり方も従来のやり方から変えてきました。

ところが、自部門内で完結していく仕事については、どんどんやり方を変えて
仕事のスピードを上げてきたにも拘らず、

他部門と深く関わる仕事においては、以前にも増して大小様々な問題が、
解決されずに放置され、問題解決が見られないまま同じ事を繰り返し、
担当者自身がやる気を失ってしまっているように思えるのです。

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● 問題が解決していかない背景 ●

一体どんな問題が放置されているのか観察すると、

生産ロットがますます小さくなりつつあり、生産切り替えが細切れになってきて
おり、今まで生産効率を上げていく事に取り組んできたのに、また元に戻って
しまいつつある。

生産ロスを減らしてきたのに、川上の工程から流れてくる半製品の品質の
ばらつきが最近大きく、繰り返し改善を求めているが改善が見られない。

等のように、他部門と連携して取り組まなければ解決していけない問題がある
のに、そこへ踏み込んで行こうとしていない体質が見えるのです。

問題が二部門間だけでは解決できず、それ以外の部門とも調整が必要になるので、
うちの部門だけではどうにもならない、

他部門のより専門的な内容になってくるので、自分達ではどう解決していけば
よいのかが分からず、問題解決をその部門に委ねるしかない、

悪いのは他部門だから、そちらで解決してもらわないとうちではどうしようも
ない、

といった姿勢が蔓延し、何もよくなってこない状態が目に付くのです。

会社が利益を上げていくために、皆が動いていかなければいけない本来の使命が
消えていってしまっています。

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● 問題解決に向けて ●

大昔は、品質の問題なら品質管理部門が、部門間の調整に入り問題解決をリード
していました。

今は品質やコスト全てにわたり、現場で責任を取ることを原則に、部門内の問題は
部門内で完結できるような組織に変えてきているところも多くあります。

しかし、他部門の問題が自部門に悪影響を及ぼすことになると、

直接的には自部門が解決に動かなければいけない問題ではない、
解決を他部門に押し付けてしまう、
自部門の問題ではないからと表に出さず隠してしまう

他部門に関わる問題は、中には解決が難しいこともあるはずです。

調整には時間もかかるし、説得も必要になるし、面倒くさいと考えて、
自部門には責任がないように話を持っていこうとする心理も出てきます。

しかし 本質は利益を上げていくために何をするのか ですから、

常に自分達の仕事の使命とは・・・ の考え方を部下に示して、自部門最適の
考え方がはびこったり、自部門には直接責任はないからと知らぬ顔をしたり、
さらには問題自体を隠してしまったりしないようにしなければいけません。

                             以 上


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