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「マネジメントの視点」バックナンバー

[第085号]2007/10/16


 収益改善の効果的な進め方
 

● 製造原価の内訳を知る ●

製造業はいくらで物を造り、いくらで売れたか?その差が利益となるわけで、
年々利益を上げ続けることが私たちの求められる仕事です。

その際、工場単位で損益を考えるのか?部門別に損益を考えるのか?あるいは
製品別に損益を考えるかで収益改善のやり方は変わってきますが、基本は
使われたお金を費目別に数字で明らかにすることから始まります。

商品開発をして収益改善を構造的に行う場合がありますが、通常は製造原価を
下げて収益改善を図る場合が大半で、どこからどのように手を付けたら良いかを
見つけるためには製造原価の内訳を明らかにしないと解かりません。

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● 変動費を狙うのか、固定費を狙うのか ●

製造原価は変動費と固定費との合計からなっています。

変動費は生産量に伴い比例的に費用が大きくなる費目で、原材料費、薬品費、
エネルギー費、副資材費、外注管理費、運送費などです。

固定費は生産量に関係なく費用が一定な費目で、修理費、労務費、減価償却費
などです。

収益改善の第一歩は、この変動費を狙うのか、固定費を狙うのか、どちらが
一番効果的なのかを決めることです。

業種や製品の特質によって違いますが、作りさえすれば売れる製品であれば、
固定費を下げることに重点を置き、作っても売れない製品であれば固定費と
変動費の中で原価構成比率の高い項目を重点に取り組みます。

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● 変動費を下げる ●

変動費は原材料費に的を絞るのが一般的な常道です。
複数購買による価格交渉、代替資材の開発、新規取引先の開拓、の三点セットを、
原価比率の高い物に的を絞って取り組むと効果的です。

薬品費などは、手っ取り早く効果が出る場合が多くあります。
使用方法(場所、条件)が原理原則になっているかメーカーに調査させると、
すぐ問題点がわかります。

運送費は、物の流れを押さえ、それを費用と対比させると実態が解ってきます。
その中から、ルートや滞留のムダを排除したり、倉庫の出し入れなどを減らすと
コストが下っていきます。

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● 固定費を下げる ●

固定費を下げる場合は、生産性を極大化させることが最も効果的で、それを阻害
している真の原因を排除することに重点を置き取り組めばすぐ結果が出てきます。

人件費は、時間と費用はかかりますが、機械化による省力化が一番効果的です。
女性や中高年の活用もお薦めです。特に女性には大きな能力を秘めていますが、
うまく使えていない会社がほとんどではないでしょうか。

材料費を含めて修理費を下げる場合、修理方法を変えたり、業者のレベルを
変えたり、材料を複数購買したりして下げます。予算を下げてしまう暴挙を良く
見かけますが、これをすると生産性が落ちてきますので、くれぐれもやらない
ように注意が必要です。

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● 大きな効果の出る項目に集中して取り組む ●

収益改善を行う場合、多くの人が、あれもこれもと数多く項目を出し取り組んで
いきますが、人がやるわけですから何でもかんでもは出来ません。

また多くのことをやりすぎると、目に見えないところでトラブルが発生しだして
反って費用効果を阻害する場合があります。資材の仕様を変更する場合などが、
このことに当てはまります。

「一点きりもみ」「重点志向」の言葉どおり、

大きな効果の出る項目に集中して取り組むことが最も大切です。

                               以 上


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