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「マネジメントの視点」バックナンバー

[第081号]2007/10/02


 部下の心の病の兆候は早く察知する
 

● ビジネスパーソンの精神的負担は極度に大きくなっている ●

成果主義や能力主義が大きくもてはやされるようになり、ビジネスパーソンの
精神的負担は極度に大きくなってきています。

企業だけでなく個人にも勝ち組と負け組みの格差がついてしまい、リストラも
相まって心身のバランスを崩してしまう人が年々増加しているのがその現れです。

さらに精神障害などによる労災請求・認定件数も年々増加しています。

部下が心の病になると、上司としては仕事の面でもマイナスになるばかりか、
自分の評価も下がりかねません。さらに自殺などされようものなら、家族からの
非難は想像を絶することになり、企業のイメージをも傷つけてしまいます。

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● 心の病にかかった人が、医者や家族に言った事が事実、真実に ●

部下が心の病にかかると、
     ・医者にどのように相談するのでしょう?
     ・家族にはどのように話をしているでしょう?

恐らく、
     ・上司が厳しく、仕事を押し付け相談にも乗ってくれない。
     ・難しい仕事を無理やりやらされる。
     ・上司から人間性をけなされる様な罵倒をされた。
     ・ノルマが厳しく、達成できないのに、ただやれやれと言う。
     ・毎日帰るのが遅く長時間労働をさせられている。

等など、上げれば数限りないくらいな理由を言う事でしょう。

実態は何にも問題なくても、心の病にかかった人が、医者や家族に言ったならば、
それは事実となり、真実のようなことになってしまいます。

この点が、部下が心の病にかかると悩ましい所なのです。

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● ルールや組織や風土が変わるまで待てない ●

メンタルヘルスの専門家はいろいろ言ってくれていますが、現場を任されている
管理者にとっては、どのように手を打てば良いのか解らないというのが実態です。

それはビジネスパーソンの心の病が、会社が決めたルールや組織や風土が原因で
引き起こされており、現場サイドではなかなか解決出来ない問題だからです。

目の前に起きそうな、いや起きている問題をルールや組織や風土の変わるまで
待てるような悠長な事は言っていられないのが製造の現場です。

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● 心の病にかかった人には必ず兆候がある ●

心の病にかかった人には必ず以下のような兆候が現れています。

  ・顔の表情が暗く、あまり喋らなくなる。
  ・ボーっとしている時が頻繁にある。
  ・仕事のミスが発生する。しかも簡単なことで。
  ・書類を机の中にしまいこんで、そのまま何もしない。
  ・書類の中の簡単な数字が間違っている。
  ・大した仕事はないのに、遅くまで残って仕事をする。
  ・ちょこちょこ休む。

上司はこのような部下の兆候を早く察知し、それを見逃さないことです。

心の病にかかった病人を医者でもない貴方が治せるわけは無いのですから、
いろいろ話を聞いたり、アドバイスしたりなどせず、早く医者に任せるのが
最善の策です。

そうすることが、上司にとっても、部下にとっても、家族にとっても、
一番良い方法ではないでしょうか?

                                以 上


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