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「マネジメントの視点」バックナンバー

[第072号]2007/08/31


 提案活動を活性化させたい
 

● 提案活動が停滞していると立ち上がる ●

ある会社の提案活動は、自分達では停滞気味だと考えていますが、他社と比べて
劣るどころか、大変すばらしい運営の一つとなっています。

それでも提案活動を引っ張るリーダー達は、提案件数のボトムアップを図りたいと
考え、次なる仕掛けの方策を練っています。

週に一度はリーダーが集まり、他社の事例を参考にするために話を聞きに行こう
とか、自分達が提案件数で常に一番になって模範を示そうとか、件数や内容で
表彰をするなど、

現状をさらによくしていこうと、大変モチベーションの高い人達が提案活動を
引っ張って行っています。

提案活動のリーダー達は、まだ入社して4〜5年の若い社員であり、
とにかく彼らに考えさせ自ら行動することを経験させるために、
彼らが自分達の考えをぶつけてくる以外は、
管理職はあれこれ口出しをしないで任せています。

それでも彼らは、依然として社員の半数近い人達は、
「提案を出さないとあれこれ言われるから最低限の件数を出しているだけ」の
現状を変えていこうとしています。

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● なんとか現状を変えたいという意気込み ●

今までは、ある月を特別月間として表彰金を倍にすることくらいしかして
こなかったにも関わらず、提案件数は徐々に伸びてきてはいました。

管理職や主任が率先して社員に提案を出させるようにしてきていましたし、
内容を問うよりも件数を出させるようにしていたし、
毎度表彰される人達が同じグループ内の人達に働きかけて出させるようにして
いました。

ところが人が入れ替わっていく中で、最近は引っ張っていく人達が居なくなり、
一方で提案活動に積極的でない人達の中から、
提案をだすことを無理矢理やらされるのは苦痛である、ということを誰かが
言いだし、それが連鎖していくことが見られるのです。

でも提案活動リーダー達は一歩も怯むことなく、提案が少ない人達を促し、
自分達の日々の仕事の中で改善を考えさせるよう働きかけています。

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● 提案活動の狙い ●

提案活動も、一人ひとりが仕事の中で現状の問題や困っていることを見つけ、
改善を考え実行していくことで、効率を上げ、品質を上げ、コストを下げと、
仕事そのものなのですから、

提案を出すのが苦痛だとか、提案を書く暇がないだとか、
そういうことを許すわけにはいきません。

表彰金を出すことも良いのですが、仕事に対する評価としてもっと考課ウェイトを
上げていってもよいのではないかと思います。

一方、管理者からは、全社員の個人別提案件数を見ることによって、
件数の平均以上の人達が何パーセントいるのか、
毎年そのパーセントが増えていっているのか、

すなわち、各組織を引っ張っていく人達が増えていっているのかどうかが
みえてくるのであり、
一部の人達が飛びぬけて提案件数が多いから平均の件数が増えているのか、
上位20〜30%の人達の提案件数が確実に増えていっているのか、

ということを見て、
まだまだ日々繰り返し指摘して仕事をさせていかなければいけない組織なのか、
自分達で考えて行動していく組織に近づいているのか

を考えてみることが必要です。

                                 以上


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