● 何をやらせても実績を出せない人 ●
予算の時は威勢の良い言葉が飛び出してくるのに、実績が伴わない。
あれこれと、状況の変化や他部門が動かない等と、できなかった理由を並べたてる。
「あれやります」「これします」というものの、とり立てて難しい仕事というわけ ではないのに、いつまで経っても前へ向いて進まない。
こういう人を部下にもった経験がありませんか。
最近の人事考課は、目標に対する実績を評価するしくみですから、 上記のような人達は、期末には低い評価しか得られませんし、大企業なら代わりの 人材が居ますから、即刻異動か降格処分でしょう。
しかし、中心となって仕事を進められる人材が少ない企業では、すぐに代わりの人で手を打てる状況ではありません。
そういう人達に、どうやって実績を出せる仕事をしていってもらえばよいので しょうか。
--------------------------------------------------------------------------- ● 決断できない理由 ● 課の課題をいつまでも解決できずにいる課長、 コストダウンのメニューをなかなか進める事ができない、 他部門との問題がいつまでも解決できずに放置しているスタッフ。
本人達は、いつもできない理由を沢山並べ立てます。 でも必ず、他部門がどうだとか、だれそれが 承認しないだとか 他責の話ばかりで、自分が悪いという理由は一切出てきません。
多くの課題や問題は、二律背反した理由を抱えています。 部門間では、それぞれの利害や言い分があります。 いつもここで思考が進まなくなっているのです。 考えが止まってしまっているから悩んでいます。
「あれやります」「これやります」と言うだけで、「こうしよう」と決めて動いて みないから、「どうしよう」と悩んで止まってしまって、次に進まないのです。
人を動かさなければ問題は解決に向けて進まないのに、人を動かせていない。
本人の話をじっくり聞いてみると、問題や理由を沢山並べるのですが、 根本の問題と枝葉の問題が整理されてなく、きまって話のポイントが分かりずらい のです。
「自責」「他責」という言葉を使いますが、「他責」の思考が強い人は、自分が悪いとは思っていないのですから、問題を放置することに平気です。
課題解決に向かって進められなくても気にしていません。
でも文句を言っているだけでは何も解決しないという原則が見えていないのです。
--------------------------------------------------------------------------- ● 仕事のやり方を根本的に直していく ●
会社にとっては、今まで経験と知識を身につけさせてきた人達ですから、 早々に本人を能力的に「駄目だ」と決め付けて放り出すわけにはいきません。
一つの部門で長く仕事をしてきた人や、入社して20年も30年もたつ人に、 何度も指摘して考え方を変えてもらい、行動を起こしてもらうのは根気が必要です。
自分の経験と知識から判断できる問題はすぐに決断できるのに、経験や知識の ないところの問題になると、決断できずに問題の解決をズルズルと先に引き伸ば してしまいます。
一つ言えるのは、解決するための方策やプロセス等、仮説をいくつか出してみて 考えようとしていないことです。
数値でみれるものなら、仮説に基づきシミュレーションしてみればこれでやって みようと決断できるし、
数字でみれないのなら、双方の考えを整理してそこから解決の方法の仮説を 出して考えて決断していかなければなりません。
そういうこともせずに放置しているから、決めて動くこともしない、 これを改めさせなければ、こういう人達はいつも決まって仕事を止めてしまうことになります。
以 上
|