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「マネジメントの視点」バックナンバー

[第067号]2007/07/31


 ライン部門主導の運営が社員の力を発揮させる
 

● 一見すると上手く運営している現場に不平不満 ●

内の社員のレベルが低いので困るよと、よく嘆く中小企業の社長さんを見受けます。

そんな会社に限って、社長が管理職と議論をしたり、管理職同士で議論をさせたり
しています。一見すると上手く運営しているように見えるのですが、実際操業をしている現場では、
     ・上が何をやろうとしているのか解らない。
     ・やれと言われるからやっている。
     ・次から次に、あれやれこれやれでかなわんわ。
     ・誰々が勝手にやったことだ。    
などの不平不満が渦巻いています。

なぜこのような不平不満が現場で起きるのでしょう?

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● 現場の社員たちはほとんど理解できていない ●

経験年数が知識と技術に比例する製造業の現場では、管理職が頼りになる存在である場合がほとんどです。

そうなると当然、管理職が自ら先頭に立ちまた、あれやる、これやるを決め実行していったり、ライン部門よりスタッフ部門の管理職がリーダーシップを発揮したりするようになります。工場のトップも安心しておれるから任せっぱなし、ほとんどの中小企業がこのようにして一部の社員で全てを片付けているのではないでしょうか?

このような方法では、自分の職場や会社が良くなって欲しい、仕事もきっちりやり
たいと思っている社員は、表面になかなか出さないですが不平不満だらけです。

操業現場で実際に物づくりをしている社員に、自分たちの問題点の解決に参加させてもらえないのですから、不平不満がつのるのは当然のことですし、

・何のためにやるのか?
・どんな考え方でやるのか?
・どこまでやらないといけないのか?

などは、現場の社員たちはほとんど理解できていないのが実態です。

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● 役割と責任を与え自由にやらせる ●

もし、現場の操業員たちが、

・経営者はどのように考えているのか?
・自分の役割と責任はどこにあるのか?
・どのようにみんなが協力しあっていくのか?
・この事を達成したらどんな姿が見えてくるのか?

を共有し、自分たちの問題点を自分たちで自由に解決できるように出来たら、彼らはどのように変わるでしょうか?

きっと、彼らは生き生きと仕事をしてくれると思いませんか?

彼らのレベルが決して低いのではなく、彼らに力を発揮させる場を与えていない、
彼らに力を発揮させるように求めていない、ただそれだけです。

現場の操業員たちに、役割と責任を与え自由にやらせて見てください。ライン主導の運営こそが社員の力を引き出す秘訣です。

                                以 上


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