● 本を読まない若い世代 ●
最近の20代から30代の若い世代に、休日の過ごし方を聞いてみると、 どこかへ出かけるとか、音楽仲間と終日練習している、とか活動的に過ごして いるようです。
共通の趣味や気の合う仲間達と楽しむことは素晴らしいことなのですが、 一方で最近話題になっているビジネス書の話題になると、 読んでいないという返事がとても多く返ってきます。
本を全く読まないのかというと読むには読んでいるが、小説とか雑誌だとか趣味に 関する興味のあるものに限られています。
しかし、仕事をしていく上で先々必要になってくる経営やマネジメントに関する 本はというと興味も関心もないし、今どんなビジネス書が売れているかなど全く 関心がありま せん。
会社での仕事はテキパキとこなす人達が、5年後・10年後の自分達の姿を 考えて、少しずつでも将来に向けて能力開発をしていこうという姿勢が希薄 なのです。
-------------------------------------------------------------------------- ● 勉強している人達の姿 ● 電車の中で本を読んでいる人を見かけて、どういう本を読んでいるのか覗いて みると、小説や趣味の雑誌を読んでいる人が多いのですが、資格取得や語学習得・ 簿記等の勉強をしている人達も少なからずいます。
勉強をするためには、目的がなければ動機が起こりませんが、 勉強をしない理由に、「時間がない」「必要と思わない」「何を勉強すればよい のか分からない」という答えが70%以上占めるそうです。
ところが日々遅くまで仕事で残業している人達ほど、次のための勉強をしている のです。忙しい経営者ほど、周囲から見ると時間がないと思われる人ほど沢山の 本を読んでいます。
最近は労働時間の管理がうるさくいわれ、全社的に残業時間や、サービス残業の 禁止を以前にもまして厳しく管理するようになってきています。
「時間がない」という理由も、勉強している人達からみれば、「何故?」と 言われそうです。
例えば英語がうまく話せるようになりたいと思っている人は多いのですが、 語学教室に通うという行動をとる人はまだしも、ほとんどの人は「話せるように なりたい」と思っているだけで、実は何も行動を起こしていないのではないで しょうか。
-------------------------------------------------------------------------- ● 自分に投資することが必要 ●
担当者にとって、日々の仕事に精通し、ルーチン的な仕事をテキパキとこなせ られるようになることは、一歩一歩様々な仕事を覚え、成長していくことには違い ありませんが、
10年後、20年後に一つの組織を任せられ、経験も知識もない新たな分野の 仕事に放り込まれたときに、新たな方針を打ち出し、そこで抱える困難な問題を 解決していける仕事力を身につける十分条件にはなりません。
担当者の時には、要領がよく仕事のスピードも速く一際目立っていた人が、 管理職になって以降は、新たな方向に向けたビジョンやミッションを打ち出せず、 組織の問題を解決できないために、やがては組織の片隅で仕事をせざるを得ない ケースは、どこの企業でもあるのではないでしょうか。
課長になってもスーパースタッフ、部長になってもスーパー課長、は許されない のです。 仕事力の成長が止まるということは、やがては組織の新陳代謝の障害となって しまうのです。
5年後、10年後の自分の姿を描けと言われても、具体的に見えるものでは ありませんが、こういう仕事ができるようになるためにはどういう力を身に つけておかなければいけないのかを考えて、常に自分に投資し続けることを 怠ってはいけません。
以 上
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