● ギスギスし始めた職場 ●
決断しないトップ 自部門の損得だけで仕事を見ている部門長 部下を怒鳴り散らしている部長 「うつ」でしばらく出社していない課長 難しい仕事を放り出したままの担当者 放置され絶えられなくなって去っていく派遣社員
以前はあまり目にしなかった現象があちこちで起こり始めた職場 それぞれが周囲との連携を避け、日々自分の仕事だけをやり、 新たな仕事は引き受けず、トラブルに対し他人や他部門を批判する
残業を減らすために、ノー残業デーを設けて「早く帰れ」と掛け声だけを かけている人事・労務部門
上からの指示を各部門へ伝書鳩ばかりやっている総務部門
こういった異常を誰も異常と感じず、根本を直していこうとする者が現れない会社
そういう現象が皆さんの周りで起こり始めていませんか。
-------------------------------------------------------------------------- ● 誰もそのような職場を望んでいない ● 「楽しく仕事をしたい」と思っているのは、若い世代も皆同じです。 しかし、会社や職場の風土やしくみを変えていく力が備わっていなければ、 自分達ではどうしようもないと諦めて、被害者意識に変わっていく彼等を批判する のは酷かもしれません。
職場・課単位で見たときに、30代の課長の運営力がかつてより落ちてきている と言えるものの、さらにその上司である部長達が、仕事の責任が自分に降りかから ないように、また自分の損得のものの考え方で運営を行っているのであれば なおさら、上に立つ者に責任があります。
利益を上げるための即効策として省人化を行った結果、担当者の作業的な仕事 が増え、終日パソコンで書類を作っている日々では人は育ってきません。
仕事を自分がリードし、関係部門を動かし、苦しみながらも知恵を絞って結果を 出していく仕事ができるようになりたいと願っているのに、今のルーチン的な 仕事の繰り返しに飽き飽きし、こんなことでは自分のキャリアも形成できないと 考えると、このままではいけないと会社を去って行く人達がいるのです。
それ以上に、彼らは上司の姿を見て自分達の先を見抜いてしまう賢さをもって います。
-------------------------------------------------------------------------- ● 次世代のリーダーを育てるために ●
個々の力が落ちてきているからと、人材育成に力を入れ始めたのは良いけれど、 中身を見てみると、将来のリーダーを育てるための「教育システム」よりも、 仕事に関する知識教育が優先し、テキストを作って皆を集めて一方通行の講義を おこなっています。
スキルアップといっても、日々の手続きの仕事に長けているだけで、仕事が よくできると評価し、それ以上のことを教えていかなければ、やがては無能の 管理職になってしまいます。
ましてや、部下に任せるべき仕事を上司が取り上げ、実務的な仕事の電話まで 上司が自分で受けて指示を出し、部下に考えさせてどうするのかの結論を出さ せることを日々行わなければ、将来のリーダーが育つはずがありません。
テキストで繰り返し知識教育を行うことよりも、やる気のある者たちにどんどん 考えさせて、論理的な思考ができるようにしてやらねばなりません。
大企業なら異なる職場をローテーションさせることができますが、同じような 職種を長く続けざるを得ないのであれば、尚更上司は、仕事の中でケーススタディ によって、難しい課題を与えていくことが必要です。
以 上
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