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「マネジメントの視点」バックナンバー

[第122号]2008/05/20


 生産量を向上させるための二通りのアプローチ
 

● 製造現場は常に生産量を向上させる宿命にある ●

製造業にとって生産量を向上させることほど重要なことはありません。

その理由は、・コストを下げ、収益を向上させるからであり、
      ・他社とのコスト競争力に打ち勝つからであり、
      ・生産量を向上させることで、自社の技術力を向上させるからです。

じっと現状維持をしていると、技術は向上していくかと言うとそうではなく、
現状維持どころか逆に退化していきます。

競争社会の中では、進歩する以外に生き延びるすべはなく、
製造現場は常に生産量を向上させることに取り組まなければならない宿命にあると
言えるかもしれません。

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● 生産量を向上させるためのアプローチ ●

生産量を向上させるためのアプローチの仕方には二通りあります。

一つは、これまで最高に生産した日の生産量を一ヶ月間安定的に出して増産する
場合と、もう一つは、これまで実績のない生産量を狙って増産する場合です。

前者は、設備の管理技術と人の操業技術を向上させるだけで増産が可能ですが、

後者は、目標に向かってチャレンジする風土と設備の改善技術が必要になって
きます。

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● 実績のある日産量を安定的に出して増産する場合 ●

これまで実績のある日産量を安定的に出して増産する場合は、とりもなおさず
日々の生産量が変動していることになります。

チョコ停の回数や、運転効率をみればすぐ解りますが、これは多くの場合、設備を
常に正常な状態にしていないケースがほとんどで、設備の点検と整備をきちんと
行っていけば、一ヶ月もすれば増産の効果が出てきます。

また、休転後の立ち上げや、切り替え後に生産量が低下する場合は、操業技術が
個人個人で異なっていたり、立ち上げ方法のルール化が出来ていない場合が
ほとんどですから、操業員の人たちでルール作りをして、それを自分たちで技術を
共有するようにしていかなければなりません。
事例集(ワンポイントレッスン)や見える化などが効果的な方法です。

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● これまで実績のない生産量を狙い増産する場合 ●

これまで実績のない生産量を狙い増産する場合、

一番重要なことは社員一人一人の意欲です。

失敗を恐れずやってみよう、うまく行かなかったら、またやってみようとする
チャレンジ精神を職場の中に醸成しないとうまくいきません。
このチャレンジ精神が色々な工夫やアイデアの源になるからです。

二番目は、設備を改善することです。

そのためには、設備の設計能力が十分に発揮されていないところはどこか?
また、設備のスピードアップテストを行ってみてボトルネックになっている設備が
どこなのか?を探し出すことが必要です。
パート別に、設計能力と実際の能力との差を比較してみると良いでしょう。


自分の職場の実態が現在どのような状況にあるかを見定め、ぜひ生産性向上に
取り組んでみてください。

                               以上


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