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「マネジメントの視点」バックナンバー

[第118号]2008/04/15


 「不」の問題を解決するのがマネジメント
 

● 「不」のつく字 ●

不のつく字にはいろいろあります。

   ・不平     ・不満    ・不都合    ・不具合・
   ・不同     ・不安    ・不安全    ・不完全
   ・不快     ・不良    ・不必要    ・不可能
   ・不当     ・不明    ・不審     ・不愉快
   ・不順     ・不毛    ・不信     ・不和
   ・不振など

数限りないほど出てきます。

この「不」というに字は、打ち消すという意味合いが含まれており、製造現場に
おいては問題点が内在していることを意味します。

この「不」の状態を放置しておくのか?
または積極的にこの「不」の意味を探り、「不」を取り除いていくか?
これで製造現場は大きく変わってきます。

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● 「不」の原因を深く探ると ●

「不」の原因を対話によって、深く探っていくと、いろいろな問題の本質が
見えてきます。

人間関係のことや、設備のことや、資材のこと、ルールのこと、制度のこと、
やり方のことなどの問題が表面化してきます。

また、相互の考え方や意見の食い違い、相互の理解不足や勘違いなどが解消され、

真の共感や信頼や融和が醸成されやすくなります。

つまり、「不」を深く探るということは、

社員のまた部下の声に耳を傾けることであり、その声を経営に活かす事が出来ると
いうことなのです。

そして、上に立つものが不を積極的に奨励すれば、自由な議論の出来る職場を
作ることも出来ます。

つまり、「不」の問題を解決するのが、工場におけるマネジメントなのです。

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● 「不」を建設的に捕らえ、問題解決するエネルギーに ●

「不」の文字の言葉が出てくると、どうしても押さえ込みたいという衝動に
駆られてしまうのが普通の人間です。

また、さまざまな意見が出て収拾つかない状況に陥ったりすると、なおさら
「不」の文字は嫌になってしまいます。

しかし、「不」から生じる対立は、人の成長と意欲を増加させると言われており、
ホンダでは、「よく聞き、よく尋ね、よく話す」が奨励されていると聞きます。

不は現状に対する問題点ですから、そのままにしていることは現状を認めている、
つまり問題を放置していることと同じです。
解決しなければどんどん蓄積していくことにもなってしまいます。

問題意識のないところからは「不」は出てこないわけで、「不」を蓄積していく
のではなく建設的に捕らえ、問題解決するエネルギーに変えてみてはいかがで
しょう。

きっと以下のような効果が得られるでしょう。

   ・問題の本質が見えてくる。
   ・問題が表面化してくる。
   ・チームワークが生まれてくる。
   ・いろいろなアイデアが出てくる。
   ・議論の中からより良い解決策が出てくる。
   ・一人一人の人間的成長が行われる。
   ・仕事に対する意欲が増してくる。  
   ・時間の節約と仕事の質が変わってくる。

                               以上


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