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「マネジメントの視点」バックナンバー

[第117号]2008/04/08


 仕事のしくみが変わっていかない病
 

● 5年前と同じ仕事のやり方 ●

社内異動で、以前スタッフとして仕事をしていた部署に、管理職として戻ってきた
経験がある方もいると思います。

経験のある部門に戻ってきて以前と比べてみた時、仕事のやり方が大きく変わって
いましたか?

昔と、同じ書式で仕事をしている、同じ手続きで仕事をしている、仕事のしくみが
何にも変わっていないと思うことはありませんでしたか?

製造現場の日報の書式が、何年も変わっていないということはありませんか?

毎月社内の予算会議用に作成している課内の書類の書式は、一年前と部分的にでも
変わっていますか?

原価の推移が見える書式は、項目を追加したり重要箇所を着色したりして、
より問題の原因が誰にも分かりやすく変えていましたか?

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● なぜ変わらないのか ●

人は、よく知っていること、やりやすいこと、を優先してしまいがちです。
管理職になっても、難しい仕事を後回しにして、自分が経験してきて
知っている事や、目先のやりやすい事を優先してしまう人達がいます。

仕事も、今までやってきたやり方や手続きに添って進めるのが楽ですし、
えて見直してやり方を変えることは面倒だし、上司や誰かから言わるまで、
やろうとはしません。

担当者に到っては、言われた事だけをやり、定型の書式で仕事を行い、
それらを間違いがないように進めることが自分の仕事だと考えていると、
多くの管理職が嘆いているのではないでしょうか。

どこの企業を訪問しても、あるいは飲食店や雑貨店でも最近は、社の方針だとか、
指針を来客に見えるように掲げており、そこには「変化する」という言葉を多く
見かけるようになりました。

しかし掛け声だけで実態は何も変わっていないことに多く出くわします。

「顧客第一」と掲げているのに、
手間がかかると言って顧客の要望に応えようとしない、
自分達の論理を優先して、
顧客が求めるサービスを提供するやり方に変えようとしない。

要は「変える」「変わる」ということがどういうことなのかを理解しておらず、
また上司は部下に具体的に示すことができていないのです。

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● 課長は部下に変化を求める ●

仕事を進めていく上で、課長は常に新たな考えを入れながら仕事のやり方を
工夫して、変えていくことを部下に見せていく必要があります。

課長が、自分が経験してきたことを繰り返しているだけで、市場も顧客も変化して
きているのに、以前からの仕事のやり方を踏襲しているのでは、部下には自ら
変化していこうという姿勢は生まれません。

仕事というのは、このようにどんどんやり方や考え方を変え、
結果を出せるようにしていくことなのだということを見せ、

また部下が従来と同じやり方を続けているようであれば、
そのやり方ではいけないという事を指摘し、
ではどう変えていくのかを部下に考えさせなくてはいけません。

担当者が、いつも自分の新たな考えを入れたやり方で仕事を進めるようになるまで
躾ていく必要があり、

そういうことを全くしないで、自分が経験してきたやり方を押し付け、
今までと同じやり方を踏襲しようとする上司こそ、
早く退場しなければいけません。

                              以 上


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