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「マネジメントの視点」バックナンバー

[第103号]2007/12/18


 ビジネスに役立つ名訓(その1)
 

● 過ちて改めざる、是を過ちと言う(論語)●

  失敗や過ちは誰にでもあることです。大切なこと事は、そこから学び、
  同じ失敗を繰り返さないことです。これが出来ないのを本当の過ちと
  言います。
  日々、改善、改善のないことが真の誤りです。

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● 自ら見る、これを明と言う(韓非子) ● 

  自分自身で見ることこそが賢明と言うものです。人から聞いた話や
  うわさを鵜呑みにしていると、真実が見えなくなってしまいます。
  何事も自分の目で確かめ、考えないと本当のことは解りません。
  人にまかせず、自分の視点を持つことが大切です。

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● 道は邇しといえども、行かざれば至らず(荀子) ●

  たいした距離でなくても進んでいかないと到達はしません。
  どんな小さなことでも行動を起こして初めて達成できるわけで、
  ビジネスの世界は行動あるのみです。小さなことを積み重ねて
  いかなければ、大きな目標には到達することは出来ません。

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● 他山の石、以って玉をみがくべし(詩経) ● 

  人は、成功した人や自分より、優秀な人を参考にすることが多い
  のですが、失敗した人の話を聞いて、その原因を考え、対策を行う
  ことも成功への礎になります。
  失敗例から多くを学ぼう。
  他山の石、我が身に照らして、神宿る。 
 
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● 人はおのおのに能有り、芸によりて任を授く ● 
   
  人にはそれぞれいろんな能力があり、その能力に合わせて役目を
  授ける。すなわち適材適所が重要です。多方面から視点を変えて
  みると、人の意外な能力に気づきます。人の悪い面ばかりにとら
  われるのではなく、人を活かす経営が望まれます。   

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● 使わねば耗りて、使えば増える物は智と力なり(経済話) ● 

  知恵と力は使えば使うほど増え、逆に使わなければどんどん退化して
  いく物です。
  現時点での能力と才能が将来を保証している訳ではなく、能力不足を
  嘆くことも、才能を自慢することも、無意味なことです。
  知恵は自らの財産です。使い続け、どんどん磨き増やしていくことが
  成功の秘訣です。

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● 心を労するは力を労するにしかず ● 
  
  あれこれと心配しても、実際に行動することにはかないません。
  案ずるよりも産むが易しで、とにかく行動することが大切です。
  行動して初めていろんなことが見えてくるし、知恵が身に付いて
  きます。

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● 学びて思わざれば、即ち罔(くら)し、
      思いて学ばざれば、即ち殆(あや)うし(論語) ●       

  学んでばかりで、考えることをしなければ、その知識を生かすことは
  できません。また考えるばかりで、学ぶことをしなければ、偏った物
  の見方、考え方になってしまいます。 
  学ぶことと考えることの両方が、そろって初めてうまくいきます。
    
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● 人を用いる道は、その長所を取りて短所をかまわぬことなり。(大平策) ● 
   
  人を使う方法は、その人の長所をを見て、短所には目をつぶることです。
  人は神様では無いのだから、長所もあれば短所もあるのが当たり前です。
  短所に注目すると相手は萎縮し、短所をカバーすることに力を使うため、
  本来の持ってる良さが消えてしまいます。逆に長所に注目すると、人は
  のびのびとして、さらに長所を伸ばし、短所も消してくれます。

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● 疑うがゆえに知り、知るがゆえに疑う(論語) ● 

  当たり前と思っていることを疑って見ると、そこにまた新たな発見が
  あります。その発見の中からまた新たな疑問が湧いてきて、この繰り
  返しが自らの成長につながります。
  疑うことが学ぶこと、常に疑問を持とう。

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● 心得たと思ふは心得ぬなり、心得ぬと思ふは心得たるなり。(実如) ● 
 
  解っていると思うのは解っていなこと、解っていないと思うのは解って
  いることです。
  ビジネスの現場は思い込みが失敗につながります。固定観念を捨てて
  物事に対処することが大切です。
   
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● 大疑は大進すべし。小疑は小進すべし。疑わざれば進まず (朱子) ● 

  人も組織も、前進し、発展し、成長するためには、現状に満足・安住
  せず、現状を不満足と考え、もっとやるべきこと、改めるべきことは
  ないかと考えることが重要です。
  ビジネスの現場では、人を疑うのではなく、システムを疑って見る
  ことが大切です。

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● いかに強敵なるとも、ゆめゆめ退くことなかれ (日蓮) ● 

  どんな強敵であっても逃げていては物事を達成することは出来ません。
  困難な目標であっても決してあきらめず、強い気持ちを持って、
  チャレンジすることが大切です。

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● 自処超然、処人藹然、有事斬然、無事澄然、得意澹然、失意泰然 (六然)●
 
  自処超然  自分に関しては、いっこうに物に囚われない。
  処人藹然  人に接しては、相手を楽しませ心地良くする。
  有事斬然  事があるときはぐずぐずせず活発にやる。
  無事澄然  事なき時は水のように澄んだ気でいる。
  得意澹然  得意な時は淡々とあっさりしている。
  失意泰然  失意の時は落ち着いて物事に動じない。    

    こんな心境になれるようにありたいものです。

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● 人は城、人は石垣、人は堀、情は味方、仇は敵なり (武田信玄) ● 

  会社や組織を守るのは人です。人こそが根本をなすものです。
  情けをもって接すれば人は指導者を慕い、組織のために働きます。
  恨みを残すような扱いをすれば人心は離れ、組織は内部から崩壊する。

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● 大事を成すには必ず人を以って本と為す (三国志) ● 

   大きな事業を成功させるには、支えてくれる人の存在を忘れては
   いけません。人を大切にしてこそ、大事は達成されます。

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● 人の鈍根と言うは、志の至らざる時のことなり (正法眼蔵) ● 
   
  人の生まれつきが鈍いというのは、何としてもやりとげようという
  志がないから。
  鈍い人でも志を持っている人は、安住している頭の良い人にも勝ると
  いうことでしょう。

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● 断じて行えば鬼神もこれを避く (史記) ● 

  リーダーにとって決断力はもっとも重要な素養です。優柔不断なリーダー
  ほど組織をダメにするものはありません。自信と持って決断し、自信を
  持って行動すれば失敗も逃げ、目的を達成することが出来ます。

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● 険を見てよく止まるは、知なるかな    (易経) ● 

  危険と感じたら一旦立ち止まり、状況判断をして、進むべきか、
  止まり様子をみるのか、撤退するのか、を考えるのが、賢い人の
  やり方です。猪突猛進で突き進むのは愚かなことです。

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● 善く戦う者は、勢を求めて人に責(もと)めず (孫子) ● 

  戦の上手い人は、個人の能力や働きに重きを置くのではなく、組織の
  勢いを重視します。チームに勢いがあると個人の力が二倍にも三倍に
  にも発揮されるからです。リーダーはこの勢いを作るのが仕事です。

                               以 上


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