(1) 真の現場力は、手法やツールだけに頼っていては確立できない。 現場力の重要性を信念として持ち続け、企業哲学のレベにまで昇華 させなければならない。
(2) 現場こそが価値を生み出すエンジンである。会社を発展させるのは 現場の社員一人一人であることを再認識する。
(3) 自社独自の価値観や行動規範、仕事のやり方を「ウェイ」として 明文化し、伝承、発展させる企業努力が不可欠である。
(4) 組織が成長し、縦割りが進むと、見えない壁が作られ、タコツボ化が 起きてしまう。意識的にツボを割る努力をしなければ、現場力は発揮 できない。
(5) 異質のぶつかり合い、健全な対立こそが、現場力を高める起爆剤で ある。意見の衝突やギクシャクすることを避けてはいけない。
(6) 戦略や組織は会社のハードウェアにすぎない。価値観、行動様式と いうソフトウェアを変えよう。一人一人の「行動」がその基点である。
(7) 現場の意志、責任感こそが現場力の推進力である。そのために必要な 権限は現場に与えなければならない。
(8) 下意上達で現場に眠っているマグマを呼び起こせ。「失敗する権利」 こそが最大の権限である。
(9) PDCAサイクルを回しつづけることによって進化する現場が生まれる。 効果検証を加えて、改善の質を高めよう。
(10)問題点の源流まで遡って真因を特定する。そのためには、五回の 「なぜ」がきわめて有効である。
(11)発見した問題を共有し、解決策を討議する「場」を様々なレベルで 作り、やり続ける。その結果、粘り強い企業体質が生まれてくる。
(12)問題点が「見える」こと。それがすべての出発点である。
(13)「プロセス」「問題点」「結果」「知恵」の四つが「見える」ことに よって、現場の進化が生まれてくる。
(14)現場のキーとなる指標を上手に活用して、現場の品質をタイムリーに モニタリングすることが重要である。
(15)ぶら下がる人間をなくし、主体性を持たせるには、小さなチームを 数多く作って、たくさんの「みこし」を担がせるのが最も有効である。
(16)小さなチームに責任と自由度を与える。それが現場の自律神経を 蘇らせ、主体性と責任感を持ったリーダーを育成する。
(17)現場力の強化は、景気の波や会社の業績とは切り離して考えるべき 恒常的な企業努力である。個の情熱と組織の執念が結びついて、 現場力のDNAは宿るのである。
(18)継続は力なり。そして継続は経営の意志からのみ生まれる。
・現場力を鍛える(遠藤功著 東洋経済新聞社)の購読をお薦めします。
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