☆-----原理原則------------------------------------------------------------------☆ ねばっこい人が、ねばっこい組織をつくり、粘り強く問題解決を進める現場力を醸成する。 ☆-------------------------------------------------------------------------------☆ 「現場力を鍛える」「見える化」に続く本書は、現場力を「人」「組織能力」という観点から考察し、どのようにしたら継続できる組織をつくることができるのか、個人の粘着力を高められるのか、を説いています。 キーワードを箇条書きにしました。
1.「粘り」という競争力 品質問題、リコール、安全軽視、サービスの劣化等々、日本の現場がいま危機的状況にあります。少しずつ現場力が失われていった結果です。 改善や改良を続ける「粘度」が著しく落ちてきている。
「遇直にやり続ける意思と能力」=粘り強さ を殺いだ七つの理由は、 @リストラによる現場の疲弊 A非正社員化の進展 Bアウトソーシングの進展 C技能・技術伝承の断絶 D成果主義の導入 EIT化の進展 Fプライドの欠如
粘着力欠乏症には5つのタイプがあります。 @意志薄弱病 …長続きしない、それなりの成果を上げるとそれで満足してしまう A新しもの好き病 …新しいものにとっかえひっかえ飛びつくために、現場が本気で取り組まない Bあれもこれも病 …活動を絞り込まず、現場に対しあれもこれもやれとと押し付けるために、現場は真剣にやらない Cお祭り好き病 …「お祭り」の時にだけ能力を最大限に発揮する Dかっこだけ病 …形だけ整えるばかりで、経営も現場も本気でコミットメントしていない
「粘着力欠乏症」とは次のような粘りが不足しています。 @行動の粘着力 …長続きしない、何をやっても三日坊主 A思考の粘着力 …物事を深く粘り強く考えられない B伝達の粘着力 …他の部門や人を動かすための「粘り強いコミュニケーション」がない C意思の粘着力 …「続けよう」という意思が存在しない
2.組織の粘着力を生み出す三つの要素 @組織の大志 …継続できる組織、粘れる組織では、必ず組織として目指すべき夢や大目標が明確である A個の資質と意欲 …個の粘着力によって粘っこい組織が決まる B組織のダイナミクス ・組織の価値観の共有・継承 継続すること、粘ることの大切さが、独自の言葉で表現され、言い伝えられている ・個同士の相互作用 粘着力の「よいお手本」が存在し、他の人にも好影響を与えている
3.組織の粘着力を高める八つのポイント @時間軸を長くとり、宣言する A人が代わっても、基本的なプログラムは変えない Bあれもこれもやらないで、絞り込む C経営と現場が一体となって取り組む Dカリスマをつくらない Eプロセスを褒める F「面の教育」を徹底させる Gコーディネーター機能を充実させる
・「ねばちっこい経営」遠藤功著(東洋経済新報社)の購読をお薦めします。
以 上
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