☆----原理原則------------------------------------------------------------------☆ ・現場作業の周りは常に危険な状態にあり、人間が作業をする以上ヒューマンエラーは発生 するもの。 ・人間の行動に焦点を当て、「危険の感受性」を高めることが重要。 ・安全を大切にしている組織であることが組織成員に常に認知されていなければなりませ ん。 ・基本動作の徹底、基本ルールの遵守と守られるルール作り、自己責任の自覚、各部署間お よび他の協力会社とのコミュニケーションの徹底、ヒューマンエラーへの対応姿勢は現場 作業に欠かせない注意点です。 ☆------------------------------------------------------------------------------☆
組織や人間関係など人が作り上げる社会的環境は、集団や社会の成員の心理や行動に大きな影響を及ぼし、業務・作業の安全性を確保する基盤となります。安全最優先の職場を作るためには、安全文化を生み出す安全風土の醸成が欠かせません。 ・安全風土 組織成員を安全の配慮や安全行動へ導く組織環境であること。 ・安全文化 個々の従業員が常に安全性の向上を目指し、安全性が損なわれないようにし、 安全な操作に自らが責任と誇りを感じ、そのような状態が全体に行き渡って いること。
現場作業の周りは常に危険な状態にあり、人間が作業をする以上ヒューマンエラーは発生するものです。だからこそ、人間の行動に焦点を当て、「危険の感受性」を高めることが重要になります。
1.現場作業に欠かせない五つの注意点 (1)基本動作の徹底 指差し呼称、復命復唱、作業着手前の機器状態の確認、作業前の検電、作業対象 機器以外の機器には触れないなど、基本動作の厳守を徹底すること。 (2)基本ルールの遵守と守られるルール作り 基本ルールは遵守すること。また、ルールは形骸化しやすいので守られるルール を作ること。 (3)自己責任の自覚 自分のやったことは必ず自己点検し、職務の遂行に責任を持つ、または持たせる こと。 (4)各部署間および他の協力会社とのコミュニケーションの徹底 「阿吽の呼吸」は通用しないことを知らしめ、面倒でもルールに従わせること。 (5)ヒューマンエラーへの対応姿勢 責任追及ではなく、原因究明のスタンスで対応すること。
2.安全風土の尺度 (1)知識・技能の自信 ・今の担当業務に必要な知識・技能を持っている。 ・安全確保のための知識・技能を持っている。 ・施設・設備の進歩に適応できている。 ・事故が起こったとき、落ち着いて対応できる自信がある。 ・仕事仲間が担当している仕事の内容について知っている。 (2)安全確認・報告 ・仲間は作業量の多い時期でも安全性の確保を優先している。 ・仲間は能率のよい作業方法でも実行するまえに安全性を確認している。 ・仲間は「作業エリアに危険が存在しないか」事前に確認している。 ・仲間は現場で危険に感じたことを確実に報告している。 ・仲間は小さなトラブルについても上役へ報告している。 (3)管理監督者の姿勢 ・上層部は安全の問題について話し合っている。 ・安全に対する姿勢や取組みを上層部は認めてくれる。 ・上層部は安全上の問題がないか現場に出向いて注意を払っている。 ・上役は安全貢献者が会社から認められるように努力している。 ・上役は部下が作業しやすいように労働環境に注意を払っている。 (4)安全の職場内啓発 ・職場では安全について難しい議論も話し合うという雰囲気にある。 ・職場ではヒヤリハット体験について話し合っている。 ・職場では事故や安全性の問題について、率直に話し合っている。 ・職場では安全確保のための意見やアイデアが活かされている。 ・職場では安全性・作業性向上に役立つ改善提案が提起されている。 (5)業務の明瞭製 ・職場では仕事の内容や方法について納得のいく説明がなされている。 ・職場では仕事の範囲や方法の指示が明確である。 ・安全関係の訓練では、なぜそうするのか理由が教えられる。 ・訓練では、提起された問題点・疑問符が考慮されている。 ・職場の一つひとつの業務について、誰が責任を持っているか明確である。
3.安全な組織を目指して 同じ職場にいても立場が異なれば、また世代が異なれば、感じ方・取り方も異なり、組 織運営は非常に難しいものです。組織に安全風土を埋め込んでいくためには、安全を大 切にしている組織であることが組織成員に常に認知されていなければなりません。 日ごろの地道な活動の積み重ねが安全風土を作ります。
(1)管理監督者の姿勢の観点から ・管理職は積極的に関心を示す。 ・業務説明・指示には、安全に関する一言を付加する。 ・安全活動は根気強く、継続的に取り組む。 ・常日頃の小さな安全行動を、日常の対話の中で評価する。 (2)業務の明瞭製の観点から ・安全活動は実務との関連性を重視する。 ・目的、計画、活動内容は行動がイメージできる具体性があること。 ・無理、過剰な活動、行動計画を避ける。 ・活動や業務の背景、理由、必要性などの説明を省略しない。 (3)安全の職場内啓発との観点から ・活動内容は可能な限り小さな実施単位で計画する。 ・安全行動について考える機会を与える。
・安全風土の探求 原子力安全システム研究所著 プレジデント社の購読を お薦めします。
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