☆----原理原則----------------------------------------------------------☆
製品の価格はお客さんが決める。 製造部門は製品の市場価格を基準に、営業部門と協働しながら、利益を出せるよう に取り組む。 利益の源泉である製造部門の全社員が経営に参画する。
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アメーバ経営は、京セラを成長させてきた経営哲学と精緻な部門別採算管理をベー スにした経営手法です。アメーバと呼ばれる小集団のリーダーが中心となり計画を 立て、全員の知恵と努力により目標を達成していく「全員参加経営」です。
アメーバ経営の特徴
1.市場に直結した部門採算制度
製造部門はコストダウンを行うのは得意としていますが、売上を上げることは 営業の仕事と言って、なかなかしないものです。 製造部門に、売価で利益を出せるよう市場価格を意識させた部門別採算制度を 導入することによって、製造部門と営業部門がお互いの批判や愚痴の言い合い から抜け出し、協働して利益を出す製販一体の経営が生まれます。 製造部門が大幅な値下げがあろうとなんとしても利益をだすんだという強い意 識を持つことは、会社そのものが筋肉質の体質に強化されていくことにつなが ります。
2.数字にこだわり、議論し考える社風を作る
部門別採算を数字で表しますから、各部門の使用した費用はすべて細目別に明 らかにしていかなければなりません。つまり、費用が透明化され、見える(解 る)ようになっていきます。 全社員が数字を見る(解る)ことにより、 「もっと利益を上げていくにはどうしたらよいか?」 「もっとコストを下げるにはどうしたらいいのか?」 「もっと売り上げを上げるにはどうしたらよいか?」 「もっと販売単価を上げるにはどうしたよいか?」 「どうすれば生産スピード、効率、歩留まりなどが向上するか」 「どうしてこんな数字が出るのか?」 など、 数字にこだわり、議論することで、職場に緊張感やスピード感が生まれ、社員 が自ら生産性を向上させる職場風土を作り上げていきます。
3.全社員が経営意識を持つ
自分の所属する部門の損益がどうなっているかがわかる訳ですから(ガラス張 りの経営)、社員は自然に経営を考えざるを得なくなります。自分の部門を自 分で守るためには、製造、営業、開発、管理の各部門が役割と責任を果たし、 組織としての機能を果たさなければ損益の改善は達成出来ませんから、経営意 識を持った社員が自然に育成できます。
4.全社員が経営に参画する
部門を損益の数字で見ていくと、やらないと結果は出ないし、損益に結びつか ないことを一生懸命やっても意味のないことになりますから、行動の重要性と 計画の重要性が求められます。 グループリーダーはメンバーと一緒になり、具体的な目標設定や問題解決を実 行していかなければなりません。 全員のベクトルを合わせPDCAのサイクルをまわした結果が部門の損益とな って現われてきます。 常に高い目標を掲げ、立てた年間計画(マスタープラン)を基に毎月の計画と 実績を作成し、進捗管理とメンバーへの情報開示を行います。このプロセスを 毎月繰り返すことで、メンバーの参画意識を高揚させ、ひとりひとりの仕事に 対する生きがいや達成感を持たせます。 結果が出てこない場合は、どこに問題があったのか、人なのか?組織なのか? やり方なのか?がすぐ解るため、全員が参画し、一人一人の力を発揮させるフ ェアな運営といえます。 製造現場に利益責任を持たせ、全社員に経営参画させながら仕事に生きがいや達成 感を持ってもらうのがアメーバ経営、つまり、「ひとりひとりの社員が主役の経営 術」です。
・「アメーバ経営」 稲盛和夫著 日本経済新聞社 の購読をお勧めします。
以上
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