☆----原理原則------------------------------------------------------------------☆ ・消費者の欲している物を高品質、高機能、低コストで、造らないと売れない時代、物造り の改革を行うしかない。 ・物造り改革は社員の意識改革、そのためには社員の教育改革、コスト管理の改革、品質管 理の改革を実行する。 ・品質管理の改革は社内に風が起き、意識改革がスムーズに行く。 ☆------------------------------------------------------------------------------☆
需要と供給が逆転し、消費者の欲している物を高品質、高機能、低コストで、造らないと売れない時代になっています。このような時代に生き残っていくには、物造りの改革を行う以外に方法はありません。 トップが改革を推進するという強い決意の下、全社員の意識改革を行うことが物造り改革であり、社員の教育改革、コスト管理の改革、品質管理の改革を実行することが意識改革につながります。
製造業において、安全と品質はコストや納期と同列に並べることは出来ません。品質が悪ければ誰も買ってはくれないし、一度信用を失ってしまうと、回復することは至難のわざになってしまいます。物造り改革の実践は品質管理改革を通して行なうと(新商品の開発を含めて)社内に風が起き意識改革がスムーズに行なえます。
現場の物造りの実態が現実はどのようになっているか、以下の「これだけはやって欲しい品質確保の50項目」と照らし合わせてみて下さい。
1.基本
(1) お客様に「異常なし」と報告しながら「○○を対策します」と書いた報告書をお客 様に持っていかない。 (2) 行動の伴わないオンザペーパーアクションは価値を生まないばかりか、指示された 事を実行しなくても当たり前という悪い風土を作るので、決してしない。 (3) 嘆き節を声高々に叫んでも品質は良くならない。何を実行するかが大切である。 (4) 標準書で決めている事を実施していなくても管理者が平気で見逃している。これで は品質管理にならない。 (5) トラブル発生時に大切な事は、問題を証明する事ではない。職場に応じて自分が対 策の一環として何をすべきかである。 (6) 同じ事を繰り返し実施しても結果の出ない運営体制は、実施している事を「止める か」「変えるか」して、新しい方法を採用する。 2.問題発生とアクションの取り方
(7) 品質問題が発生したら、必ず関連するすべての管理項目の管理状況を確認する。 (8) 再発問題は必ず過去に対策した事が標準類に反映しているか、そして実行されて いるかを現場に直行して確認する。 (9) 不良現品を確認せずに、社外に出かけて行っての選別、手直し作業はしない。 (10)お客様からの苦情は、情報によって社内を総点検する。社外流動品については不 良品を確認した上で行動する。 (11)不良対策の基本は、不良内容を現象系で捉えるのではなく、原因系で捉えること と、現象と原因の物理的因果関係を明確にする。 (12)不良対策は、発生原因の寄与率の高い項目から手を打つ事が定石である。 (13)異常が異常と見えない管理者が増えてくると会社はダメになる。
3.5ゲン主義の徹底
(14)現状分析をして結論を出したら必ず現場へ行き、自分自身の手で確かめよ。 (15)異物除去の手段は目的を達成しているか必ず確認する。 (16)仮説を検証せずに仕事を前にすすめるな。 (17)品質問題検討時は、図面、現物、データ、QC工程図、作業標準書、チェックシー トを持参すること。 (18)物を観察するときは拡大してみること。 (19)問題の直接原因は何かをはっきりさせて、しかる後にその原因除去対策を考えよ。 (20)物を直接手にとって見ないような対策検討からは、真の対策は出来ない。 (21)不良集計結果、不良率が低減したら品質が良くなったと思うのは間違いである。 (22)品質問題の対策は、テストして良かったから即実施は注意する。 (23)品質問題を解決(対策)する時は、何があろうとも原理原則は絶対守ること。
4.解析
(24)品質保証の決め手は安全率、工程能力指数を確保すること。 (25)物を手に取って見る時は、必ず図面と対比する。 (26)問題解析をする時は、どう層別したら違いが出るかを考える。 (27)測定データのばらつきに着眼して、安易に図面交差を変更するようなことは絶対し ない。 (28)工程の流れで特性値の変化が予測される時は、必ず対応のあるデータを取る。 (29)不良解析は取るデータと取り上げる特性値について因果関係を明確にする。
5.対策
(30)対策には、源流対策と流出対策があることを忘れるない。 (31)問題対策は、ハードだけでは不完全である。必ずソフト対策を見逃すな。 (32)変更時には、FM分析的思考であらゆるケースを想定して、保証の方法は良いか どうか検討する。 (33)品質対策は、まずは流出対策を行い、しかる後に源流対策を行う。 (34)問題対策時の仕事のやり方は、並列型とする事が大切である。 (35)対策実施事項は、作業者に実施を移す前に関係者一人一人が自らやってみる。 (36)過去発生して大騒ぎした品質不良の類似現象に対しては、社内挙げて大騒ぎして 完全対策をする。 6.管理のノウハウ
(37)品質保証上最も重要な特性は何かを常に理解し、重点管理を怠らない。 (38)初物、終物の点検は必ず実施し、現場でその結果が一目で分かるようにする。 (39)前工程の品質不良対策は、前後の責任者がその対策責任範囲を明確にする。 (40)毎日の品質情報中、絶対見逃してはいけない三大不良については、必ず帰宅前に確 認する事を習慣とする。 (41)物の良い事が分かるとすぐ再発防止策を、物を対象に検討するのも良いが、同時に 設備は良いかも確認する。 (42)重要品質問題が発生したら、直ちに情報を関係部署に流し、類似工程について同類 の過ちをしていないか確認する。 (43)お客様での再発不良現象は、発生原因がわかったら直ちに行動を起こす。
7.品質の大切さ
(44)お客様第一思考の最も重要な事は、心と態度で示す事。 (45)品質は会社の信用度指数である。常に0(ゼロに挑戦し、そのための品質向上に関 する中長期計画を持つ。 (46)品質問題が発生したら、即時即刻アクションを取る。 (47)品質問題に対するアクションはどんな仕事にも優先し、全力を挙げてクイック対応 をする。 (48)品質の関する限り、対策内容は筋の通らぬ内容は容認しない。 (49)品質と安全は対策にお金がいくらかかるとかは次元が違う。明らかに悪い物は完全 対策を行う。 (50)品質管理は源流管理(源流保証)が基本。
・「5ゲン主義 物造り改革の実践」 古畑友三著 (日科技連)の購読をお勧めします。
以上
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