☆----原理原則------------------------------------------------------------------☆ ・5S活動は規律ある職場をつくり、悪い風土や文化を改善する。 ・自主保全活動は「設備に強い人」「ものづくりに強い人」を創る。 ・計画保全と保全技術の向上は、設備の故障ロスを無くし、保全費用を低減させる。 ☆------------------------------------------------------------------------------☆
ものづくりの原点は製造現場です。その製造現場の根幹をなす設備管理を基軸にして、全社的な体質改善を行っていくのがTPM(トータルプロダクティブメンテナンス)です。 TPMの8本柱を基本に活動を行うことで、消費者指向の働きがいのある職場を実現し、企業の成長を図ろうとするもので、5項目の基本理念を掲げ、8本柱を推進していきます。
基本理念 (1)儲ける企業体質づくり (2)設備の故障を未然に防ぐ予防哲学 (3)全員参加 (4)現場現物主義 (5)人手をかけない自動化、無人化
TPM活動の8本柱 (1)5S活動 規律ある職場づくり (2)自主保全活動 設備に強い人づくり (3)計画保全と保全技術向上 設備の故障ロスを無くし保全費用を低減 (4)品質保全(設備で品質を作りこむ) 慢性不良の撲滅と100%良品保証 (5)生産効率の向上と個別改善 ロスの顕在化と効率の評価および改善技術の向上 (6)製品・設備の開発と管理 リードタイム短縮および製品革新 生産革新と垂直立ち上がり (7)事務間接部門の効率化 スタッフ部門の機能向上 (8)安全・衛生・環境管理 職場内や地域社への満足度向上
●5S活動(整理・整頓・清掃・清潔・躾) 人間の意識や行動が変わらなければ、何をやってもうまくいきません。5Sは難しい技術 はいらず、誰でもその気になればできることです。ねらいは決めたことをきちんとやる規 律ある職場づくりであり、それがあってこそ、管理技術や固有技術が効果を現してきま す。 第一ステップ (整理)大掃除による不用品の一掃とその発生源対策 第二ステップ (整頓)スッキリ職場づくりと機能的な物の置き方 第三ステップ (清掃)徹底的なクリーン化と清掃困難箇所対策 第四ステップ (清潔)目で見る管理と5Sの標準化 第五ステップ (躾) 習慣づけと規律ある職場づくり ●自主保全活動 設備の機能と構造を理解し、正しい運転操作と的確な保全活動ができる「設備に強い人」 「ものづくりに強い人」を、仕事を通じて育成するところにねらいがあります。設備の異 常はそれを操業している人が一番良く判ります。自分たちの設備は自分たちで守ることが 生産や安全や品質にもつながります。 第一ステップ 初期清掃 第二ステップ 発生源と困難箇所の対策 第三ステップ 日常・定期保全の基準作成 第四ステップ 弱点解析と分解点検 第五ステップ 要素別の総点検 第六ステップ 自主管理
●計画保全と保全技術向上 設備の故障ロスの低減はTPM活動の基本です。故障原因の究明と再発防止対策を的確に 行い、設備の信頼性を向上させるとともに、保全作業の信頼性と効率化を図ることが計画 保全です。設備を壊れないようにするわけですから、当然生産性と保全費用は減少してい きます。 計画保全を効率よく行うには、生産環境に応じて事後保全、日常保全、定期保全、改良保 全、予知保全、保全予防を設備ごとに重要度に合わせてランクづけすると、効率的な計画 保全が行えます。 第一ステップ 設備の弱点を顕在化(保全情報の整理) 第二ステップ 不具合箇所の復元と横展開(5S・自主保全活動支援) 第三ステップ 保全基準の設定と定期保全 第四ステップ 故障の徹底分析と改良 第五ステップ 保全活動の効率化 第六ステップ 劣化予知と未然活動
●注意すべきポイント ものづくり改革として全社的なTPM活動は製造現場を変える大きな役割を果たします が、JIT、TQC、TPMとどのようにうまく融合させるかが重要になります。また、 マーケティングやコンプライアンスの視点を組み入れることも必要です。 JIT・・・・生産の効率化 TPM・・・・設備の効率化 TQC・・・・品質向上
・「ものづくり改革のためのTPM」 長田貴・土屋正司・中西勝義著 (日本工業新聞)の購読をお勧めします。
以上
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